コーキング、シーリング種類1

シーリング、またコーキングとは構造物の防水性や気密性を保持するために、継ぎ目や隙間に充填(じゅうてん)する材料の事をいいます。
また、他にも用途として外壁・屋根のひび割れの補修、部材の端末処理まで非常に広い範囲で使用されています。
コーキング材にはいくつかの種類があります。
シリコン、変成シリコン、ウレタン、アクリル、ポリサルファイドなどです。
コーキング材の特徴はそれぞれ異なり、特徴によって使う場所や用途も異なります。
今回はコーキング材の特徴について簡単に説明したいと思います。

 

[シリコン]

シリコンはコストパフォーマンスに優れており、ホームセンターでも一般的に売られています。しかし注意が必要なのが、シリコンを充填してしまうとシリコンオイルという油みたいなものが常に出続ける為、その上には塗装できません。ただし、専用プライマーを塗布すれば塗装可能な場合もあります。
コストパフォーマンスが優れてるがゆえ、ご自分で施工するオーナーさんが外壁補修等で使いがちです。
上記で説明したとおり、シリコンの上には塗料が塗れませんので、塗装屋は1回シリコンを撤去しないといけないという手間がかかってしまい、量によっては撤去代がかかってしまう場合がありますので注意が必要です。

シリコンの主な使用場所
・ガラス廻り
・キッチン廻り
・浴槽廻り

メリット
・耐久性に優れている
・比較的価格が安い
・密着性に優れていてプライマーなしでも施工できる
・乾燥が早い

デメリット
・上に塗料が塗れない
・シリコンオイルにより周囲が汚染する
・2液タイプは硬く使用しづらい

 

[変成シリコン]

シリコンと名前が付いてますが、上記のシリコンとは別物です。
硬化後はシリコン系のコーキング材と違い塗装可能ですが、塗料により若干、はじき・ベタツキが発生することもあります。
耐候性にはシリコン系程ではないがよく、周辺の非汚染性にもよい特性があります。
また、柔軟性がありムーブメントの大きい金属類への使用も可能な材料です。
サイディング仕様の家の目地に使われているコーキング材はほぼ変成シリコンです。
どこに何のコーキング材を使って良いかわからない場合はこの変成シリコンを使用するのが一番無難といえます。

変成シリコンの主な使用場所
・一般建築物の内外装の目地、サッシ廻りなど
・モルタル、コンクリートの目地およびクラック(ひび割れ)、タイル目地など
・各種屋根材、各種金属の目地、接合部のシールなど

メリット
・使用用途が幅広い
・上に塗料が濡れる(ウレタンには劣る)
・周囲の汚染が少ない

デメリット
・シリコンに比べると価格が若干高い

・プライマーが必要
・上に塗る塗料によりはじき・ベタツキが発生する場合がある

 

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